【相場表あり】不倫相手が妊娠した際の慰謝料・養育費・中絶費用はいくら?
「不倫相手が妊娠してしまった。これからいくら払うことになるのか……」
予期せぬ妊娠の報告を受け、目の前が真っ暗になっていることとお察しします。不倫というリスクを背負った関係において、妊娠は最も重大な局面の一つです。今後の生活や家族への影響を考えると、金銭的な負担がどの程度になるのかを知ることは、冷静な判断を下すために不可欠です。
この記事では、不倫による妊娠で発生する「慰謝料」「中絶費用」「養育費」の相場を、最新の動向に基づいて分かりやすく一覧表にまとめました。専門的な知識を背景に、あなたが直面している現実と、取るべき最善の対策を詳しく解説します。
不倫相手が妊娠したときにかかる費用の一覧表
まずは、発生する可能性がある主な費用の相場をまとめました。
| 項目 | 費用の相場 | 備考 |
| 中絶手術費用 | 10万円 〜 50万円 | 週数によって変動(12週以降は高額) |
| 不倫慰謝料(配偶者へ) | 100万円 〜 300万円 | 妊娠・出産は増額の大きな要因 |
| 不倫相手への慰謝料 | 50万円 〜 150万円 | 基本は発生しないが、対応が悪質な場合 |
| 養育費(毎月) | 4万円 〜 15万円 | 収入や子供の人数、年齢により変動 |
| 認知に伴う諸費用 | 数万円 〜 15万円 | DNA鑑定費用や手続きの実費 |
※金額は個別の事情(年収、婚姻期間、悪質性など)により大きく前後します。
1. 中絶を選択する場合の費用と負担割合
もし話し合いの結果、出産せず中絶という選択をした場合、まずは手術費用の確保が必要です。
妊娠週数による費用の違い
初期中絶(〜11週目): 10万円 〜 20万円程度。日帰りが可能なことが多く、比較的安価です。
中期中絶(12週目〜22週未満): 30万円 〜 50万円程度。入院が必要になり、身体的・経済的負担が激増します。
どちらが支払うべきか?
法律上、どちらが全額払うべきという決まりはありませんが、実務上は「折半(5:5)」または「男性側が多めに負担」することが一般的です。特に、女性側の身体的・精神的なダメージを考慮し、男性側が全額を支払うことで、その後のトラブル(慰謝料請求など)を未然に防ぐ「解決金」としての意味合いを持たせるケースも多いです。
2. 妻(配偶者)から請求される「不貞慰謝料」
あなたが既婚者である場合、不倫相手の妊娠は「不貞行為の明白な証拠」となります。
妊娠は慰謝料の「増額事由」になる
通常の不倫(肉体関係あり)の慰謝料相場は50万円〜200万円程度ですが、不倫相手が妊娠・出産した場合は、配偶者の精神的苦痛が著しく大きいと判断され、相場が100万円〜300万円以上に跳ね上がる傾向があります。
特に、その妊娠が原因で離婚に至った場合は、上限に近い、あるいは相場を超える高額な請求が認められるリスクが高まります。
3. 不倫相手から慰謝料を請求されるケース
本来、合意の上での性交渉による妊娠であれば、男性から女性へ慰謝料を払う義務はありません。しかし、以下のような「誠実さを欠く対応」をした場合には、女性側からの慰謝料請求が認められる可能性があります。
中絶を一方的に強要する、または暴力的な言葉を浴びせる
妊娠発覚後、連絡を絶って逃げる(音信不通)
「避妊している」と嘘をついて性交渉に及んだ
この場合の相場は50万円〜150万円程度ですが、対応次第ではさらに膨らむこともあるため、誠実な対話が何よりの節約術となります。
4. 出産した場合の「認知」と「養育費」
相手が出産を決意した場合、あなたは「父親」としての法的義務を長期にわたって背負うことになります。
養育費は20年続く支払い
養育費の金額は、裁判所が公表している「養育費算定表」に基づいて算出されます。あなたの年収と相手の年収、子供の人数・年齢によって決まります。
例えば、あなたの年収が600万円、相手がパート主婦(年収100万円)で子供が1人の場合、毎月6万円〜8万円程度が目安です。
これは子供が自立するまで(20歳、または大学卒業まで)続くため、総額では2,000万円を超える大きな負担となります。
認知を拒否できるか?
あなたが「認知しない」と言い張っても、相手が「認知の訴え」を裁判所に起こせば、DNA鑑定などを経て強制的に認知させられます(強制認知)。逃げ切ることは実質不可能です。
5. 金銭トラブルを最小限に抑えるための3つの対策
不倫妊娠の問題を泥沼化させず、少しでも有利に解決するためには以下のステップが重要です。
① 示談書を必ず作成する
中絶費用や解決金を支払う際は、必ず「示談書(合意書)」を作成してください。「今後、追加の請求をしない」「口外しない(秘密保持)」といった条項を盛り込むことで、将来のリスクを封じ込めます。
② 安易に金額を約束しない
パニックになって「1,000万円払うから許してくれ」といった法外な約束を口約束やLINEでしてはいけません。一度約束すると、後から「相場より高いから減額してほしい」と主張しても認められないケースがあります。
③ 弁護士などの専門家に相談する
不倫相手との交渉、妻への説明、適切な金額の算定……。これらを一人で完璧にこなすのは不可能です。特に、相手が感情的になっている場合は、第三者である専門家を介することで、冷静かつ適正な金額での決着が可能になります。
まとめ:現実から目を背けず、適正な解決を
不倫相手の妊娠にかかる費用は、決して安くはありません。しかし、対応を誤って放置したり、不誠実な態度をとったりすれば、最終的な支払額はさらに高額になり、社会的地位も失いかねません。
まずは、今回ご紹介した「相場」を一つの目安として、自分が今置かれている状況を冷静に整理してください。中絶費用の分担や養育費の算出、示談交渉など、一つひとつを正しく進めていくことが、結果としてあなた自身の未来を守ることに繋がります。
一人で悩み、取り返しのつかない決断をしてしまう前に、まずは事実を確認し、誠実に対処することを心がけてください。
不倫相手の妊娠で目の前が真っ暗なあなたへ。直面するリスクと現実的な解決策